海外のアニメやドラマには、時々、文化圏特有のものがナチュラルに描かれます。
カーペットの上を靴で歩いたり、子どもが一人でレモネードの屋台をしてたり、楽しげなパーティをしていたり!
日本ではあまり見かけない光景ですが、アニメやドラマをより魅力的にしています。
今回はアメリカのCartoon(アニメ)で見かける、日常の面白い雑学を紹介します。
アメリカの文化や英語を知ることで、よりCartoonの世界に浸れるかも?
カートゥーンから学ぶ!【アメリカの日常雑学】
家の中でも土足OK
これは既にご存じの方も多いかもしれません。
Cartoonのキャラクターは靴を履いたまま家の中を駆け回ります。
(Cartoonの絵柄によっては靴下みたいなものを履いていますが、たいていそれは靴です)
朝ベッドから出たら、靴ひもを結んで一日が始まります。
…ただし、最近は室内履きのある家も増えているようです。
アメリカの家にお邪魔することがあったら、「靴は脱ぐ?脱がない?」と聞いておきましょう。
長い夏休み
アメリカでは6月上旬~8月下旬までの長い夏休みがあります。
その間はなんと宿題がなし!
夏休み中も子どもの面倒が見られる家庭はそう多くはないので、
たいていはサマーキャンプに通わせます。
サマーキャンプでは数学や科学、スポーツ、アートを習います。
また長い夏休みが終わると新学期なので、進学や就職で友達と離ればなれになることも。
Cartoonのキャラクターにとって、夏は特別な季節なのです。
レモネードスタンド
夏の時期、子どもたちがお小遣いを稼ぐため
レモネードを作って(あるいは市販のものを使って)レモネードスタンドの屋台で売ります。
段ボールやベニヤ板など作った屋台に「Lemonade」と書き、
コップと冷えたレモネードがあれば、レモネードスタンドの完成です。
また、家族やお友達と協力して行うことも。
主なお客さんは知り合いのご近所さんたちです。
一人前の年齢
13歳になると一人前のティーンエイジャーとして認められ、一人で街に出られるようになります。
13歳未満では深夜でなくても、子どもだけで外に出てはいけません。
一人で留守番をさせることもNGです。
日本では10歳の少年が旅に出るアニメ・漫画・ゲームが多くありますが、
アメリカでのローカライズ(※作品が異なる文化圏でも伝わるよう、英語に訳すだけでなく描写や設定も変更して対応させること)の際に13歳に直されることもあります。
家庭料理のパイ
Cartoonのキャラクターたちは、お母さんやおばあちゃんの焼くパイが大好き!
パイと言われると、何層にもなったサクサク生地のスイーツを想像してしまいますが、
アメリカのパイは歯ごたえがあり、材料によってはおかずにもなります。
パンを焼く感覚で簡単に作れるので、頻繁に食卓に上がります。
バリエーションも多く、甘いアップルパイ・酸っぱいチェリーパイ・独特な風味のシナモンパイ・メインディッシュにミートパイといった具合です。
また外食の頻度が高く、朝ごはんは買ってきたドーナッツ、ランチはサンドウィッチとsnack(サラダ、ポテト、お菓子等)とすることも。
Let’s Party!
アメリカはパーティー大国。
バースデーパーティーやクリスマスはもちろん、新学期に卒業記念、他にもカジュアルなホームパーティも開きます。
フォーマルでないパーティーでは、ゲストが料理やドリンクを一品持ち寄るスタイルが一般的です。
パーティでは何かついばみながらおしゃべりをしたり、ゲームやダンスをして過ごします。
友達が友達を呼ぶ…という具合にゲストが増えるパーティーもあるので、
「あのハンサムな人は誰?彼すごくいいセンスしてたんだけど!」というおしゃべりも聞こえてきます。
PinataとCandy
Cartoonのキャラクターが目隠しをして、何かカラフルなものを叩いているのを見たことがありますか?
それはおそらくPinata(ピニャータ)。
子どものバースデーパーティーに登場する、紙製のくす玉人形のことです。
中にはたくさんのCandyが詰まっています。
これを日本のスイカ割りのように、目隠しをした子どもが棒でたたき、割れたら成功です。
ピニャータをたたいているとき、周りの子どもたちは「もっと左!」「上!」とワイワイ誘導してくれます。
ピニャータが割れたら中のCandyが散らばるので、子どもたちはいっせいに飛び出して拾い集めます。
さいごに
Cartoonでよく見かける、アメリカの日常の雑学を紹介しました。
ちょっとした雑学ですが、このような背景を知ってから昔見たCartoonをもう一度を見ると
分からなかったジョークが分かったり、
セリフにないキャラクターの心情を感じ取れたりするかもしれません。