小学生のお子様の充実した学びのために、塾の利用を考える方は多いでしょう。しかし、「小学生はいつから塾に通わせるべきなのか？」「周りの子はもう通っているみたい。うちも行かせるとして、いつが最適なの？」とお悩みの保護者の方も多いかもしれません。
「いつから塾に通えばいいか？」 に対する万人に共通する正解はありません。
小中高生共通して言えるのは「子どもが塾を必要と感じた時」は、間違いなく通いはじめるべきタイミングです。小学生が塾へ通う目的や塾の種類など合わせて考えてみよう！
小学生が塾に通う目的
低学年の学習は比較的難易度が低いため、学校の授業を聞いていれば理解できる子どもも多いです。
ただ、高学年にもなってくると一気に難しくなり、授業内容が理解できているのか心配になったり、子どもが自ら授業についていけないから塾へ行きたいと言うようになったり、中学受験を考えるようになったりすると、塾を検討し始めるご家庭も多いでしょう。
目的①：中学受験
中学受験を考えている場合は塾へ通う方が多いです。
中学受験では学校で習う範囲とは違う範囲から入試問題が作られることも多いため、受験を考えるなら塾に通うのは有効といえます。小学校の授業や親の指導だけでは行き届かない具体的な受験対策を塾であれば、しっかり計画しながら対策してもらえます。
目的②：勉強習慣を身につけるため
子どもが高学年にもなってくると親の言うことを聞かなくなってくる頃でもあります。
そのまず初めの言葉は「勉強しなさい」「宿題しなさい」なのかもしれません。
親が勉強するように言ってもそれを聞き入れる子どもばかりではありません。
勉強する習慣をつけることはとても大切です。勉強する習慣がないまま大きくなってしまうと、
高校受験や大学受験などに影響が出てくることもあるでしょう。
そのため小学生のうちから塾に通わせることで勉強の習慣をつけさせる親もいます。
目的③：中学の進学準備
中学校に進学すると急に「テストの点数が下がった」「小学生の時の成績はよかったのに授業についていけなくなった」「小学生のうちに塾に通わせておけばよかった」などの保護者の声をよく耳にします。
中学生になってから親も子どもも焦りを感じてすぐ塾へ通い始めるケースも少なくありません。そうならないためにも中学校に進学する事前準備として、入学が近づくと塾へ通わせ始める保護者も多いです。しっかりと小学校の復習、中学校の予習をすることで、中学入学後の最初のテストで高得点を狙うこともできるでしょう！
目的④：学校の授業の補足
学校の授業は基本的に集団で授業が進みます。そのため1人の生徒が理解できていなくても内容が進んでしまうことがあります。授業が分からないまま進んでしまうと、成績も下がってくるのはもちろんですが自分に自信が持てない心境にもなりやすいです。
そんな授業についていけない子どもたちの授業内容を補う手段としても塾は広く活用されております。
塾の種類について
塾といってもいろいろな種類があり、指導方針なども特徴もさまざまです。
塾の特徴をよく理解した上で、子どもに合った塾を選ぶ必要があります。
塾は大きくわけて、進学塾・補習塾・総合学習塾・専門塾の4種類あります。
進学塾
中学受験の試験対策に特化した指導を行う塾です。受験のための学習や問題演習に力を入れます。
補習塾
学校で習った内容の復習やよくわからなかったところを確認しながら理解できるように指導してくれます。
一人一人の子どもに対して丁寧に指導していただけるので、勉強のやり方がわからない子や学習習慣がついていない子に向いています。
総合学習塾
進学塾と補習塾の特徴を兼ね備えており、全教科幅広い指導を行っているのが特徴的です。
目的によってコース分けされていたりするので、いろいろな目的の生徒が集まってきます。
専門塾
専門塾は一般的な塾とは異なり、国語専門や算数専門など特定の教科だけを指導します。
全教科を教えている塾と違って生徒数がそれほど多くないこともあり、集団指導でもマンツーマンに近い濃密な授業を受けられます。特定の分野が苦手な場合は専門塾をおすすめします。
集団指導と個別指導のメリット・デメリット
集団指導
集団指導の特徴として、複数の生徒が同じ教室に集まって、同じ授業を一緒に受ける指導スタイルが特徴です。
学校と同じようなスタイルであらかじめ用意されたカリキュラムやテキストに沿って、授業形式で勉強が行われます。
友達と一緒に勉強すると頑張れる子や、競争心の強い子に向いているでしょう。
個別指導
個別指導の特徴として、生徒一人ひとりに合わせて学習指導をしてくれるので子どものペースで学ぶことができ、きめ細かい指導スタイルが特徴です。
勉強の遅れが気になる子やマイペースに勉強を進めたい子に向いているでしょう。
まとめ
子どもと塾に通わせるタイミングに正解はないため、塾を選ぶときには、何のために塾に通うのか
その目的をはっきりさせることが重要となってきます。また、子どもの性格が集団に向いているのか、個別に向いているのかもよく検討した上で塾選びをするとよいでしょう。
間違った選択をして、子どもに合わない塾を選んでしまうと成績が伸び悩んだり、子どもにとってもストレスになってしまうので注意しましょう。
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