小学生が簡単にできるおすすめ実験【自由研究】

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小学生が簡単にできるおすすめ実験(自由研究) 最新記事

子どもたちの長期休みの自由研究は、子どものモチベーションを大きく左右します。塾などの習い事も大切ですが、自分たちで考え、自分たちで調べ、実験してみることはとても大切な勉強です。
子どもの興味関心があるテーマから選んで実験してみるとよいでしょう。

具体的なネタを探す方法としては、子どもが興味関心を示すものから選ぶ、ニュースやインターネットを見て気になったものから選ぶ、身の回りの身近な問題から選ぶ、スポーツや趣味から選ぶ、家族や先生など身近な人に相談してみてるのもよいでしょう。

子ともたちが長期休みになるとやることもなく、テレビやゲームをする時間が増えて心配な親も多いでしょう。お留守番をしている子どもも少なくないため、そんな時に子どもが簡単にできる実験をご紹介します。

【小学生低学年向け】

小学生低学年向け
小学生低学年におすすめしたい、実験(自由研究)としては、親子で一緒に取り組めて楽しめる
実験などのもの選ぶとよいでしょう。
子どもたちが日々不思議に思っていることなどを調べるものよいでしょう。
親も子も一緒に研究できて、楽しい思い出づくりにもなります!

★スケルトンのたまごを作ろう

お酢を使って、スケルトンのたまごを作ってみましょう。
用意するものは、たまご、お酢、カップです。

まずは、たまごをカップに入れて、お酢を注いでください。そのあとは定期的にお酢を入れ替えながら、放置しましょう。
約3日で殻がなくなり、スケルトンのたまごの完成です。
自由研究としてまとめるときには、なぜたまごの殻が溶けたのか、自分なりの考えも書いてみるものよいでしょう。

【用意するもの】
・たまご
・お酢
・カップ

★野菜の絵の具を作ろう

野菜を使ったエコロジーな絵の具を作ってみましょう。
用意するものは、色の濃い野菜、すりこぎ、すり鉢、包丁、ガーゼ、絵具を入れる容器、画用紙です。

まずは、用意した野菜を細かく切ってすりつぶしましょう。すりつぶした野菜は、ガーゼに入れて絞ります。すりつぶして出てきた液体で、画用紙に絵を描いて、実験終了です。
野菜から作った絵の具は、時間とともに色あせるため、写真を撮って記録しておきましょう。

【用意するもの】
・色の濃い野菜
・すりこぎ
・すり鉢
・包丁
・ガーゼ
・絵具を入れる容器
・画用紙

★葉っぱを集めて形をくらべよう!

身近な場所に生えている植物の葉っぱを集めて観察してみましょう。
用意するものは、新聞紙、板10kg※くらいのおもし(図かんなどの本を重ねて使ってもよい)木工用ボンド、台紙(A4サイズの画用紙か厚紙)、A4 サイズのクリアファイルです。

まずは、家の周りや学校に生えている葉っぱを採取しましょう。より多くの種類の葉っぱを採取できれば、より研究が深まります。次に採取した葉っぱを新聞紙の間に挟み、上からおもしを乗せて押し葉を作りましょう。おもしには本を重ねて使うのがおすすめです。

新聞紙は一日ごとに新しいものに変え、葉っぱの水分をしっかり抜きましょう。葉っぱが乾いたら、木工用ボンドで厚紙に貼っていきます。集めたものを大きさ順にランキング形式で貼りつけて、葉っぱごとの名前や生えていた場所を書き込んで本にしたりするのもおもしろい自由研究になります。。

【用意するもの】
・新聞紙
・板10kg※くらいのおもし(図かんなどの本を重ねて使ってもよい)
・木工用ボンド
・台紙(A4サイズの画用紙かあつ紙)

★水のカラフル層を作ろう

食塩水を使って、見た目がきれいなカラフル層を作ってみましょう。
用意するものは、水、塩、透明なプラスチックコップ5個、割りばし、透明な細長い容器、はかり、スポイト、水彩絵の具、計量カップです。

はじめに、透明なコップに塩を5g、10g、15g、20gと水を加えてよく溶かしてください。水のみが入ったコップを1個作っておきましょう。次に溶かした塩が多い順に並べ、好きな色の水彩絵の具を加えて混ぜます。
そのあと透明な細長い容器に、濃度の濃い食塩水から順番にスポイトで移し替えます。色が混ざることなく、カラフルな層ができたら完成です。

【用意するもの】
・水
・塩
・透明なプラスチックコップ5個
・割りばし
・透明な細長い容器
・はかり
・スポイト
・水彩絵の具
・計量カップ

★温まりかたをくらべよう

いろいろな色のおり紙を用意して、色によって温まり方がちがうかどうか調べよう。温まりやすい色は、何色だと思う?
用意するものは、色のちがうおり紙、画用紙やあつ紙、のりまたはセロハンテープ、はさみ、「非接触式」温度計です。

まずはおり紙を同じ大きさに切ります。のりで画用紙に貼ります。部屋の中でそれぞれの色の表面の温度をはかり、メモする。天気のよい日に、日光の当たる場所に5分ほど置いてからそれぞれの色の温度をはかりメモする。※風がふくと表面の温度が変わりやすいので風がない日に実験した方がよいでしょう。

【用意するもの】
・色のちがうおり紙(黒のほかに、こい色とうすい色を用意しよう)
・画用紙やあつ紙
・のりまたはセロハンテープ
・はさみ
・「非接触式」温度計

【小学生高学年向け】

小学生高学年向け
小学校高学年になると、自由研究も何度か経験しているため、スムーズに進めたり、テーマを決めたりできるでしょう。なかには高学年だから、周りからすごいといわれるような自由研究に取組んでみたいと考えている方もいるのではないでしょうか。

ここでは、小学校高学年におすすめしたい簡単にできる自由研究を紹介します。お気に入りの自由研究が見つかったら、ぜひ挑戦してみてください。

★よく飛ぶ紙飛行機を作ろう!

いろいろな折り方で紙飛行機を作ってデータをとり、飛び方を比べてみよう。いちばんよく飛ぶ紙飛行機は、どんな形かな?
用意するものは、長方形の紙、紙飛行機の折り方が紹介されている本、飛んだ距離を測る巻き尺などです。

まずは、いろいろな折り方を見ながら紙飛行機を作ろう。風のない室内で飛ばして距離を測る。どうやってどんだかもメモしておくとよいでしょう。
何回か飛ばしてみて距離の平均を計算して比べてみよう!

【用意するもの】
・長方形の紙
・紙飛行機の折り方が紹介されている本
・飛んだ距離を測る巻き尺など

★塩(しお)の結晶(けっしょう)を取り出そう!

夏におすすめ! 塩水を日光でじょう発させて、塩の結晶(とても小さな塩の粒)をかんさつしよう。
海に行ったら、海水で実験してもいいね!
用意するものは、食塩水(しょくえんすい、または海水)、白い食品トレー(大きさが同じもの)3 つ、アルミはく、太めの油性ペン(黒)、計量カップです。
食塩水の作り方は、水 100mL に塩 3.5g をとかすと、海水に近いこさの食塩水ができます。

まずは食品トレイの黒・白・銀(アルミはく)のものを準備します。黒いトレイがない場合は油性ペンで黒くぬってもOK。それぞれのトレイに30mlの食塩水を入れ、室内のよく日の当たる場所におく。
昼と夕方にようすを見て、気づいたことをメモしてみよう。

【用意するもの】
・食塩水(しょくえんすい、または海水)
★水 100mL に塩 3.5g をとかすと、海水に近いこさの食塩水ができるよ。
・白い食品トレー(大きさが同じもの)3 つ
・アルミはく
・太めの油性ペン(黒)
・計量カップ

★十円玉が光る実験

くすんだ茶色の十円玉を、きれいな銅色に生まれ変わらせましょう。
用意するものは、くすんだ茶色の十円玉5枚、小皿、綿棒、ティッシュペーパー、水、台所用洗剤、調味料(醤油、ソース、ケチャップ、レモン汁、タバスコ)です。

はじめにティッシュペーパーに台所用洗剤と水を少し含ませ、十円玉を磨いてください。磨いた十円玉を等間隔に並べたら、実験の前後を比べるために写真を1枚撮ります。

次に綿棒を使って、各調味料を十円玉に一種類ずつ付けてください。約15~30分放置したら、調味料をティッシュペーパーで拭き取り、それぞれの十円玉の変化を観察したら、実験終了です。

どの調味料が一番十円玉をピカピカにすることができたのか、表にまとめてみましょう。

【用意するもの】
・くすんだ茶色の十円玉5枚
・小皿
・綿棒
・ティッシュペーパー
・水
・台所用洗剤
・調味料(醤油、ソース、ケチャップ、レモン汁、タバスコ)

★台風が発生する仕組みをまとめよう

台風が発生する理由を調査して、レポートにまとめてみましょう。図書館の本やインターネットで、台風の発生場所や発生要因を調べてみてください。

では、台風は一体どこで発生しているのでしょうか。答えは、赤道付近の海です。

理由は、赤道付近の海水面は温度が高く、上昇気流が発生しやすい地域だからです。発生した上昇気流と、積乱雲がまとまって渦を形成することにより、風速17m/sを超える台風となります。
レポートを書くときは、台風の一生や、「サイクロン」「ハリケーン」「タイフーン」などについてもまとめてみましょう。

参考記事:国土交通省/気象庁/台風について/台風の一生

まとめ

小学生高学年向け

さぁ、どの実験に興味をもったかな?
身近に興味があることから実験してみるととても勉強になってよいでしょう。
興味がないと子どもたちもやる気がなくなってしまうので、興味関心を示す分野を一緒に探してあげるのもよいでしょう。「これって不思議だな?」「なんでこうなるんだろう?」そんな日常によくある思いから、自分でどうしたらよいか考え、最適な結果を得るために工夫や創造が必要になることから、発想力や想像力も身に付きます
観察,実験は、子どもが目的を明確にもち、その結果を表やグラフなどに整理して考察することで、はじめて意図的、目的的な活動となり、意味や価値をもつものとなります。
子どもたちだけでもできる実験もあるので、挑戦できる子はたくさん挑戦してみましょう。